どうしても、前回書いた人の事が気になってしまう。
その後もやはりいる。ここ数か月の事だから、コロナの影響で普段使っているネットカフェが休業中で路上で寝ているのかもしれない。
生活保護は申請していないのだろうか。以前は住所がなければ申請できなかったらしいが、最近は住所がなくても申請できるそうだ。
生活困窮者が生活保護を申請していない理由としては
①相談にいっても役所の対応が悪くて断念してしまう。(全員がそうだと思わないが、たまたまそういう人に当たってしまった。)
②「申請しても受理できない。」 「どうせ断れる」というあきらめ。
③生活保護はどうしても嫌だ。
④親や親せきに援助してもらえないか連絡をされてしまう。
⑤制度や申請方法のことを知らない。
⑥集団生活から逃れたい。ホームレスから生活保護を受給する場合は、大体は集団の居住施設に入ることになる。この集団生活で何らかのトラブルで逃げ出した人もいるらしい。逃げると生活保護はストップするらしい。
⑦ホームレスの状態を望んでいる。
私の勝手な想像だが、身なりに気を使っているみたいなので⑦ではない。路上で体を横にして寝ていなく、階段に座って休んでいる感じだとホームレス状態には慣れていなく、ホームレス状態にどっぷり浸かってしまうことから一線を引いているのではないだろうか。
では、何故生活保護を申請していないのだろうか。考えられるのは④、⑥の理由なのかと勝手に推測する。生活保護の申請は望んでいない?
だが、いつまでもそこにいるのは限界ではないだろうか。最近は気温も上がって過ごしやすくはなっているが、その状態だとまともに睡眠も取れていないだろう。ネットカフェが営業再開するまでもう少しかかるだろうし、何より住所がないと先が切り開けないだろう。
色々なサイトを閲覧していると、ある団体に目が留まった。
リライフネットhttp://seikatsuhogoguide.com/住まいを中心とした生活保護専門の総合事務所
今現在住居が無い方、ネットカフェに住んでいる方、寮から退去しなければならない方等に総合的な無料サポートを実施可能。
住居の確保から始まり、生活保護の申請サポート、生活再建計画のサポート、当面の生活支援などをワンストップで無料提供。初期費用0の住居には即日入居も可能な場合もあります。
ここは、集団施設ではなく、個室もあるとのこと。生活保護を申請すると、集団施設を紹介され、入居することになるらしいのだが、そこでは色々な人がいて、いじめにあったり、住居者同士がトラブルを起こしたりして、逃げ出したりする人も少なくないとは聞く。
もし、生活保護を申請するのをためらっていたら?←親や兄弟、親せきに知られたくない。
リライフネットにメールで問い合わせてみた。内容は近くに空き物件があるかと生活保護を申請しなくても借りられるかどうか。
すぐに返信が来た。今、望みの地域に空き物件はあり、生活保護を申請を申請しなくても借りられるとのこと。保証人、不要で、敷金、礼金0の所がほとんどだという。家賃は月、4~5万が相場でそこまで安くないが、定額給付金で2か月はしのげるではないだろうか。
このことを伝えたいと思った。
ある夜勤の帰り、もう彼はいなかった。ネットカフェが再開してそこへ行ったのだろうか。
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